私は、長男が0歳の頃から、おうち英語育児を始めましたが、始めた当初は常に迷走している状態でした。
このブログは、私自身が経験したことや学んだことが少しでもおうち英語を始めようと思っている方や何から始めればいいのか迷っている方の手助けになればという想いで運営しています。
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このシリーズは以下の4ステップにわけて解説しています。
言語を習得するには、まずインプットが重要です。ここでいうインプットとは、リスニングとリーディングです。中学生の頃、多くの人が文法から英語を習いましたよね?でも、話せない。それは圧倒的にインプット時間が足りないからです。
この記事では、〈Step①〉乳幼児~小学校低学年におすすめの効果的に英語耳(リスニング力)を鍛える方法を解説していきます。
【乳幼児~小学校低学年向け】リスニング力をつける方法とは
リスニング力をつけるために必要なことは、ずばり『子どもが好む、子どものレベルに合った内容の英語を聞く』ことです。
『英語をかけておくだけで本当に耳が育つの?』
という意見もあります。それについては次の項目で詳しくお話します。
(補足)おうち英語やバイリンガル育児をしている家庭では『かけ流し』という言葉がよく使われます。『かけ流し』にはいろいろな意味が含まれており、人によって使われ方が異なるので、他の家庭の取り組みを参考にする場合は注意してください。
主に以下のような場合に『かけ流し』という言葉が使用されます。
- CDなどで音だけを流すこと(聞くこと)
- 映像などをつけっぱなしにしておくこと
英語のかけ流しだけで本当に英語耳は育つ?効果的なかけ流しの方法は?
日本における日本人を対象としたおうち英語(バイリンガル育児)の研究の論文などがないので、いろいろな論文や考え方から、考察していきます。
長いので時間がない方は結論部分は重要なので読んでください。
0~3才は無意識になんでもインプットできる時期
乳幼児期、特に0~3才頃は、意味が分からないものでもそのままインプットすることができる時期(モンテッソーリ教育では「吸収する精神(無意識)」と定義されている)なので、一つ一つの単語の意味が分からなくても、音としてそのままインプットすることができます。
また、乳幼児期は生きていくための本能として、言語を学習するための能力に優れているので、この時期に英語の音をインプットすることで、脳内に英語の回路が出来やすくなると考えられます。(参考:早期英語教育は意味がない?)
3歳以降になると、意味がわからないものや知らないものは、視覚情報で補ったり、補足説明をしたりする必要があります。インプットする内容は子供が理解できるあるいは、少しだけ難しいものがおすすめです。(参考:インプット理論)
CDなどの機械音声を聞くだけでは言語学習効果がない?
赤ちゃんに、動画を見せたり、CDで音を聞くだけでは言語の学習効果がなかったという実験結果もあります。(参考:早期英語教育は意味がない?)
この結果を鑑みると、乳児期には、親がCDに合わせて歌ったり、英語で語りかけをするほうが、言語学習効果が高いと考えられます。
結論)かけ流しの効果を高めるには
- 特に低年齢の場合は、親がCDやDVDに合わせて歌う
- 3歳以上の場合は、視覚情報(動画や絵本)を追加する
- 3歳以上の場合は、単語カードなどを使って知っている語彙数を増やす
- 3歳以上の場合、かけ流しの内容は子供が理解できるか、少しだけ難しいものを選ぶ
※成長発達は各個人によって異なるので、年齢は目安です
参考)我が家のおうち英語育児での事例
ここからは、我が家の事例なので、参考程度に読んでいただけると幸いです。
赤ちゃんにCDやDVDを見せても言語学習効果がなかったという研究があるけど、必ずしも親が一緒に歌ったりしなくてもCDやDVDだけでもインプット効果があったよ、という話をします。
長男のかけ流しを本格的に始めたのは、8カ月の時でした。私は英語を話すのが得意なほうではなかったですし、赤ちゃんに話しかけるのも得意ではなかったです。私が長男と一緒に英語の歌を歌い始めたのは、彼自身のアウトプットが始まってからなので、2歳頃~だったと思います。
つまり、それまでは、英語の音はCDやDVDの音をメインに聞いていたということになります。
それでも今現在(3歳)、私と一緒に歌ったことがない歌もたくさん覚えていますし、(もちろん完ぺきではないですが)歌うことができます。だから、必ずしも『CDやDVDのかけ流しだけでは効果はない』とは言えないと思っています。(他にもかけ流しだけで子どもが歌えるようになったという事例はたくさん見かけます)
そして、私自身も自然と一日中英語を聞く環境にいるわけですが、『明らかに聞き取れるようになってきているな』ということを実感しています。これについてはインプット理論でも言われているように自分のレベルに合った内容のものを聞いているからかな、と考えています。もしも、(私が知らない英単語ばかりが出てくる)『政治・経済ニュースを英語で聞く』ということを継続していてもリスニング力はUPしなかったのでは・・と思っています。
これらの経験の結果をまとめると以下のようになります
- 必ずしも親が一緒に歌わなくても、CDやDVDの音声からだけでもインプットは可能なのでは?
- 大人でも毎日(自分のレベルに合った内容の)かけ流しを続けるとリスニング力がUPする
できる限り、論文など信頼できる情報を元に書いていますが、経験則というものがあるのも事実なので、現時点では、このようなまとめかたをしています。
今後、新たな論文を見つけたり、新たな情報を得たりした場合は、内容のアップデートをしていきます。
【乳幼児~小学校低学年のかけ流しにおすすめ】英語耳を鍛えられる歌やお話
ここからは『かけ流しは効果がある』という前提に基づいて、幼児~小学校低学年のお子さんにおすすめの英語の歌やお話をご紹介します。
ひとつ前の項目でもお伝えした効果的に英語耳を育てるための方法を念頭に置いてかけ流しをしてみてくださいね。
英語に初めて触れるお子さんにおすすめのジャンル
- マザーグース/ナーサリーライム(Mother Goose/Nursery Rhymes)
- 季節の歌(Christmas song/Halloween song)
- 手遊び歌(Action songs)
- アルファベットソング/フォニックスソング(The ABC songs/Phonics Song)
英語に慣れてきたお子さんにおすすめのジャンル
- 童話/おとぎ話(folktales for kids/Fairy Tales for kids)
- 海外のアニメ(Peppa Pig/Curious George/Pow Patrolなど)
英語に慣れてきたお子さんの場合、上記のジャンル以外でもお子さんが好きなものみせてあげてください。ただ言葉遣いの悪いもの、教育に良くないものなどをみせたくない場合は、童話やアニメなど子供が見ることを前提に作られた動画を選ぶのがおすすめです。
このあとは、おすすめのYoutubeやCDを具体的にご紹介します。
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