私は、長男が0歳の頃から、おうち英語育児を始めました。始めた当初は、情報が多すぎてどれを信じればいいのか、何を買えばいいのか?など、常に迷走している状態でした。
その後、子供の英語教育に関する書籍を読み漁り、先輩ママさんたちのお話を聞いていく中で、『おうち英語の始め方や進め方』が自分の中で確立していきました。
このブログでは、これからおうち英語を始める方が迷わないように、そしてすでに迷っている方の手助けになればという想いで運営しています。
今日は3~6歳のお子さん向けのおうち英語の始め方と進め方について具体的にお話します。『step①:英語耳を育てる』から『step:④ライティング力を鍛える方法』まで段階的にご説明していますので、ぜひ最後までじっくり読んでくださいね。
後半部分には、初めて聞く英語に抵抗を感じて『日本語がいい』『英語は嫌だ』というお子さんに対してどのようにアプローチしていくか、ということについてもまとめているので、このようなお悩みや心配事をお持ちの方はぜひ読んでみてくださいね。
※3歳未満あるいは6歳以上のお子さんをお持ちの方は、以下の記事を参照ください。
☆0~3歳くらいのお子さんがいる方は>>【0~3歳向け】おうち英語の始め方
☆6~8歳くらいまでのお子さんがいる方は>>【6歳~】おうち英語の始め方
>>始め方や進め方ではなく、年齢に合わせた具体的な本や教材の種類を知りたいという方はこちら
【3~6歳までのお子さん向け】おうち英語の始め方
step①~④の順番にすすめていきます。
- step①:リスニング力を鍛える(英語耳を育てる)
- step②:スピーキング力(英語で話す)を鍛える
- step③:リーディング力を鍛える
- step④:ライティング力を鍛える
step① リスニング力を鍛える(英語耳を育てる)
①-1.歌が好きな子は歌を
CD(CDの代わりにYoutubeなどを音源として利用することも可能)やPodcastなどを活用して次のような歌を親子で一緒に聴いたり、歌ったりします。
- マザーグースやナーサリーライム
- 手遊び歌やアルファベットの歌、フォニックスの歌
- 童話やおとぎ話など
お子さんが好きなものを見つけてあげてくださいね。
体を動かすのが好きな子であれば、Action songs(手遊び歌)を聞きながら、一緒に踊ったり、童話やおとぎ話が好きな子であれば、それらをかけてあげると良いですね。
>>英語耳を育てる!おすすめのYoutubeやCD、教材をご紹介
①-2.絵本が好きな子は絵本を
子どもが好きな英語絵本を繰り返し読む
絵本を選ぶときのポイントは、
①英語圏の人が英語で書いたものを選ぶ
②昔から親しまれているものや受賞歴があるものを基準に選ぶ
この②点を抑えておくとはずれが少ないです。
①-3.動画が好きな子は動画を
YoutubeやDVD、二か国語放送のテレビアニメを録画、動画ストリーミングサービス(Netflix、Amazon Primeなど)などを利用して子どもが好きな動画を繰り返しみせる
幼児期には特にセリフと動きが一致しているものがおすすめです。
『歌×絵本』や『歌×動画』など組み合わせてももちろんOKです!
童謡を歌えるようになるのは、とても素晴らしいことですが、それだけだと日常会話で出てくるような言葉はあまり出てきません。『日常会話を早く話せるようになってほしい』と思う場合は、日常会話で使う言葉や文章が含まれている歌や絵本、動画をみせてあげると良いですね。
(※)歌も絵本も動画もたくさんの種類を見せるより、お気に入りを何度もみて気づけば丸暗記していたという状態が理想です
3歳以上の場合は、歌よりも動画のほうがインプット効果は高いと考えます。以下に理由を③つ挙げますね。(動画を視聴させたくないという場合は、絵本を中心に進めてくださいね)
【理由①】0~3歳の時期は意味が分からないものでもそのままインプットすることができる時期(モンテッソーリ教育では「吸収する精神(無意識)」と定義されている)なので、言語でもなんでも丸呑みするように覚えることができますが、3歳頃になってくると、それが難しくなってきます。なので、今まで全く聞いたことがない言語の歌を突然かけ始めると嫌がられる可能性が高いです。(ただ説明をすればわかる時期でもあるので、『おうちで英語を始めてみようと考えているの』などとお話すればわかってくれることもあります)
【理由②】動画は、視覚情報があるので、初めて聞く単語でも意味を理解しやすいです。(ただ、視聴時間が長いと健康によくないという問題点(※1)があるので、注意が必要です。)
※1 WHOは、1歳以下はテレビやスマートフォンの画面を全く見せない。2~4歳は1時間以内を推奨すると発表している(引用元:To grow up healthy, children need to sit less and play more (who.int))
【理由③】3~6歳だと好きなキャラクターや好きなものが決まっている子がいます。そのような場合は、それらに関連する動画を英語でみるなどして、英語のインプットにつなげることができます。(※『動画を見るなら、英語で』と徹底しておくことができるとインプット時間の確保ができるのでお勧めです)
英語のかけ流しを嫌がられたら、まずは動画でインプットを始めてみるといいですね。
ある程度英語に慣れてきてから、好きな動画に関係する英語の歌やそれ以外の歌をかけてみると良いかもしれませんね。
無料でみられる英語学習におすすめYoutube動画は私のInstagramにたくさん情報をまとめているのでぜひそちらをご覧ください。
step② スピーキング力(英語で話す)を鍛える
インプットを続けていると遅かれ早かれ英語のアウトプットが始まります。もちろん個人差はあります。
なかなか発語がないな、と感じたら、『まだまだインプットが足りない』あるいは『アウトプットする機会がない』このどちらかです。幼児期は特に子供自身が信頼できる相手(特に親)が会話相手になってあげるとアウトプットを引き出しやすいです。
②-1.口から英語を出す練習をする
例えば、歌を歌う、親の読み聞かせの声に続いて真似する、絵本を暗唱する、文字が読めるようになれば、ぶつぶつ独り言を言いながらチャプターブックを読む・・など
歌も歌いたくない、絵本も読みたくない、けれども会話は好き、という場合は、会話ができる環境を見つけてあげましょう。
まずは得意を伸ばす!
このような(↓)カードを使って、英単語を覚えたり、家中のものに英単語を書いた紙を貼り付けたりして、『Where is 〇〇?』といって探すゲームをするのもいいですね。
②-2.実際に英語で会話をする
- オンライン英会話や英会話スクール
- 英語話者が在籍するシッティングサービス
- 英会話カフェ(例えば、都内だと・・月額税込み3,278円から通い放題の英会話カフェLanCul など)
- サマースクール
- ホストファミリー
- 英語村
- 国際交流サークルや英会話サークル
- アプリ
親が英語でコミュニケーションを図る、それが難しい場合は、英会話スクールなどで、子供が仲良くなれそうな先生を探す。
幼児期は、親が英語で話しかけても英語で返してくれる、という状況が成立する可能性は高いです。しかし、成長とともに親の英語力では会話が続かなくなってしまったり、「日本語で言ってよ!」と言われたり、反抗期になって口をきかなくなったり・・ということもあります。
そうなった場合は、第三者(オンライン英会話や英会話スクール)にお願いすることを検討すると良いですね。
そのような状態になる前に、英語しか話せない、あるいは英語が話せるお友達を作っておく、ということができれば良いですね!(この場合だとお友達の会話力、英語力に依存するので、レベルアップしたいのであれば、プロにお願いしたほうが良いかもしれませんが・・・)
子供が信頼できる人、もっと英語でお話したい!と思える人を話し相手に選んであげたいですね!
子ども自身が好きな趣味を英語で話したり、得意なことを英語で伝えるなど子供自身が伝えたいことから始めると、始めやすいです。オンライン英会話だとカリキュラムに沿って話が進むので、シャイなお子さんでも始めやすいですよ。
>>初心者におすすめのオンライン英会話5選
>>【無料体験あり】英会話スクール5選
step③ リーディング力を鍛える
まずはアルファベットを覚える
英語の歌を聞いたり、動画を見たりして英語耳を育てながら、読みに関しては、まずアルファベットを覚えます。アルファベットソングを聞きながら、アルファベット表を指さしで確認しながらみるのがおすすめです。(耳と目から同時にインプット。アルファベットソングを歌えるようであれば、自分で歌いながら、指さし確認!)
次に単語を覚える
絵が描かれている単語カードやピクチャーブックを使って、単語と意味を紐づけていきます。(必要であれば、日本語で説明を付け加えても良いですが、できれば英語で説明してあげると英語脳が作られやすいです)
先ほどもご紹介しましたが、このような単語カードを使うと良いですね。
英語で説明する場合には、下記のような英英辞典があると便利ですよ。
英単語を簡単な英語を使って説明してくれているので、英語を読む練習にもつながります。
↓は、ピクチャーブックといって絵事典です。この方の絵本は、かわいくてアメリカでも大人気だそうですよ。
そして同時にフォニックスをインプット
フォニックスやサイトワーズ、ワードファミリーなどを同時にインプットしていきます。
フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
引用:wikipedia
フォニックスは英語圏の学校でも取り入れられていて、そこではだいたい4~5歳頃からスタートするそうですよ。
私が学生の頃はフォニックスは授業では扱われていませんでした。
最近では、英語の音と文字を一致させて、自分読みにつなげたり、知らない単語でも音を聞いてスペルが書ける、ということで、とても話題になっています。
しかし、お勉強感が強かったり、教材を買ってみたけど子供が見向きもしなかったり、教材を買ってみたけれども、親自体が活用法が分からなかったり・・と実際教えるのが難しいという問題もあります。
私も今後どうしていくかとても悩んで、悩んで、悩んだ結果・・今のところこういう方針で行こう!という結論が出たので、そのお話は、【フォニックスは意味がない?】ディズニー英語システムユーザーの我が家はどうする?取り入れる? にまとめています。
早く自分で本を読めるようになってほしいけど、フォニックスを自分で教える自信がない・・という人には、プロに教えてもらうのもおすすめです!オンライン英会話は無料体験を受けられるところが多く、入会費も無料で、月単位で解約できるので、始めやすいですね。
>>フォニックス学習やリーディング力を自宅で鍛える方法
>>フォニックスが学べるおすすめのオンライン英会話を知りたい
step④ ライティング力を鍛える
まずはアルファベット・単語
アルファベットが一通り書けるようになり、フォニックスを覚えていれば、単語の音を頼りにスペリングが書けるようになります。
ただ、すべての単語がフォニックスのルールに則っているわけではないので、そのような単語は何度も書いたり、見たりして覚える必要があります。
ライティングといっても幼児や小学校低学年の場合は、複雑なものを書くということではなく、日本語と同じくらいのレベルで、思ったことを英語で書けるレベルになると良いですね。
文章を書く力を伸ばすには?
書く力は、本を読むことで伸ばすことができます。
中学生になると授業で英語のライティングが出てくるので、それまでは英語の本を読むということができれば十分です。おうち英語ではライティングをそこまで意識しなくてもよいかもしれません。(※このブログでいうおうち英語とは0~8歳向けです)
その他にも、日記を書いたり、英文を書き写したり、アニメでも映画でも自分が好きなものを要約して説明したり・・子供ができるだけ楽しんで取り組める方法を考えてあげてみてくださいね。
お子さんが3~6歳頃からおうち英語を始める際の注意点
お子さんが3~6歳の頃からおうち英語を始める場合の注意点は『英語に苦手意識を持たせない』『嫌いにさせない』ことです。
3~6歳頃になると日本語が上手に話せるようになっているお子さんが多いです。この年齢では初めて聞く英語に抵抗を感じて『日本語が良い』『英語は嫌だ』という反応をされることがあります。
そこをどう乗り越えるのかということが『3~6歳頃からおうち英語を始める』ポイントです。
『日本語が良い』『英語は嫌だ』というお子さんにはどうすればいいのか?
最初はオールイングリッシュのものにお子さんが抵抗があるようであれば、日本語+英語のものから始めてみてください。
おすすめの教材は下記の記事にまとめています。
>>>3~6歳からおうち英語を始めるときにおすすめのアプリや教材
まとめ
このブログでは、わかりやすいように、おうち英語をスタートする年齢(0~3歳、3~6歳、6歳~)を基準におうち英語の始め方と進め方をまとめています。
どんなお子さんでもおうち英語を始められるように取り組み方法を書いていますが、一概に年齢だけでは区切れない部分もあると思います。
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